STEP10　STAND UP そこにお前がいたから

――これは、ストライド大好きっ子である僕、門脇歩が毎週アニメ放送終了後に贈る期間限定スペシャル企画である――

　さて、今宵はついに八神が自分の殻を打ち破った「STEP 10 STAND UP そこにお前がいたから」をお届けしたでござる。八神と藤原、方南スト部というチーム、そして天気までもがまさに「雨降って地固まる」回でありましたな!!

　花京院高校との対戦で兄・巴の走りを見て、自分の走りができなくなってしまった八神。信頼、協力を取り戻すことで解決したかに見えた八神の問題は、実はもっと根の深いものだった。それは、やっぱり兄へのコンプレックスでござるな。

　藤原も伝え方が下手だから、ちょおっと言葉が足りなかったりしてキツイ言い方になっちゃうんだよね。とはいえちょっと前なら、すわ胸倉掴み合いのケンカに発展!?なやりとりも、今の八神と藤原にはまっすぐ解決していく信頼関係があるから、僕らも安心して見てられるようになった。いや、嘘、ごめん。ホントはちょっと、先輩ドキドキしてた。

　ゲームでも、2人の絆が深まった様子がうかがえるシーンがあるよ。

　次第に藤原も、言葉がやわらかくなっているよね。最初の頃はストライド専用ロボ！　オレストライドスキ！　ハシル！　ヤガミハシレ！　プロテインウマイ！　って感じだったけど、だんだん人間の感情に芽生えてきたというか、人間味が増したというか。プロテイン好きは変わってないけど。

　ストライドは、想いを繋ぐスポーツ。藤原も八神も、ストライドを通じて、桜井さんのリレーションで走って、少しずつ心を開いていけたんだと思うな。うーん、先輩泣いちゃう！

　自分で越えられない壁、越えられないと思い込んでる壁に直面したとき、ゲームではやはり主人公である桜井氏が、男子ズを支えることが多い。
　一方アニメでは……

　キタ――――ッ！！！！

　そう。八神が悩んでいるとき、何度も助けてくれたのは西星学園の黛 遊馬氏。いつもは１つ先輩であることを感じさせないフランクな遊馬氏でござるが、八神が悩んでいるときはお兄さんのように、それでいて自然に話を聞いてくれるのだ。八神も、遊馬氏には心を開いているようで、思っていたことをさらけだしていたでござるな。

　ゲームでも、遊馬氏が八神の悩みを聞いてくれるシーンはもちろんある。この２人の、友達であり先輩後輩みたいな関係は、アニメでもゲームでもおんなじだね。

　敵ながら、本当にアッパレ！　にしても、西星学園のメンバーって我々に比べてすごい大人じゃない？　だって、もう「僕たち、壁乗り越えちゃいました！」みたいな感じしない？　高校生なのに！　同じ高校生なのに!!　芸能活動で大人の世界を見ているからなのか――!?　と、西星学園が気になるそこのアナタ！　そう、アナタ！　今すぐ毎月27日発売の電撃マオウを購入するのだ！　なんと、西星学園を主役にした公式コミカライズを連載中とのこと。ゲームやノベル、アニメでは観ることのできない、西星学園の過去だったり日常だったりが垣間見られるかもしれませんぞ!!

　な、なんですと！　発売中の電撃マオウ4月号には、諏訪怜治のアクリルキーホルダーが付録でついてくるって!?　え、さらに!?　3月10日に発売の電撃Girl’sStyle4月号の付録では、藤原バージョンのアクリルキーホルダーが!?　そっそんな豪華な付録付けちゃって大丈夫!?　マオウさん、ガルスタさん大丈夫!?　こ、これは拙者、近隣書店で早速予約を……。

「電撃Girl’sStyle3月号の最新情報はこちらから！」

　と、話が多少宣伝方面にズレたけど、そういう友人がいるっていうのは、すごく大きなことだと思うよ。僕も穂積がいなかったら、穂積も僕がいなかったら、ただのアイタタ劇団ひとり小芝居だからね！　まあそもそも相手がいなかったら小芝居しないし、小芝居しなかったら1人で日陰で詰将棋してるけどね！　それはそれで楽しいけど、やっぱり穂積がいるからもっと楽しいことってあるからさ。見たか小日向氏、拙者の友情の深さを！
　メロン牛乳おごって。

　そして10話で見逃せないのは、藤原のこのセリフ。
　尊「俺は……お前と一緒に走りたい」

　2人がハイタッチした瞬間、このアニメオリジナルの展開には拙者もついうるっときたでござるよ。　

　藤原という良きライバルがいてよかったでござるな～。
だけど巴は巴で、八神のことを傷つけたかったわけではない。才能あふれる兄のそばで、八神のほうから離れていったんだよね。だから巴にはできることがなかった。
ゲームでは、八神のルート以外の巴氏をみていただけると、彼が八神についてどう思っていたかも描かれている。巴の気持ちが知りたいという人もぜひチェックしてほしい。

　またゲームでは、桜井氏……つまりプレイヤーである諸君の選んだ言葉によって、八神はひとつの答えを見つける。諸君がある選択をすれば……だがね！　そう簡単にリア充になんかさせないんだからね！

　さてさて次回は、我々方南学園のよき友人であり、最高のライバルである彼らとの試合がついに幕を開ける！　どんな試合がくり広げられるのか……拙者は今から胸の鼓動が止まらないでござる！！
　では、今日はこのへんで！　あの夕陽と虹に向かってレッツゴー！！　深夜だけど！　拙者いつも火曜深夜の担当だけどね！